ミルクについて
母乳とミルク
母乳は神様の贈り物
母乳は赤ちゃんにとって最適
赤ちゃんにとって、一番いい栄養は母乳です。
お産のあと2~3日間でる母乳を初乳といいますが、初乳には産まれたばかりの赤ちゃんに最適な栄養があるばかりでなく、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分(免疫グロブリンA、ラクトフェリンが代表的)が多く含まれています。
必ず吸わせるようにしましょう。初乳は1週間ぐらいすると、次第に普通の母乳の成分に変わっていきます。
母乳のよさ
- 赤ちゃんの成長に応じた成分をもっている
- 消化がよい
- 病気に対する抵抗力ができる
- アレルギーを起こしにくい
- 経済的
- 母体の回復を促す
- 母子の愛情をふかめる

母乳をよくだすためには
- あせらずに根気よく吸わせてみましょう。母乳のでがよくないときは、赤ちゃんに乳房をたびたび吸わせるようにすると、その刺激が脳にいって、母乳をだすホルモンの分泌が活発になります。
- 栄養と水分が不足しないようにしましょう。母乳をつくるもとになるのは、お母さんが摂取した栄養分です。偏食にならないように気をつけることも大切です。
母乳のあげかた
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1.おむつを替えます。
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2.体重を計ります。
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3.手を洗います。
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4.乳首とその回りを消毒綿で拭きます。
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5.腕の内側に頭をのせ、背中にそっと手をあてます。
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6.あいた方の手で乳首をもちます。赤ちゃんが舌を巻きつけて強く吸いつくところまで乳首を深く入れます。
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7.おっぱいは、交互に吸わせるようにします。
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8.赤ちゃんの上体をたてるように抱き、背中を軽くたたいたり、下から上に軽くさすって、空気をはかせます。
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9.もう一度、体重を計ります。授乳前の体重から差し引いて、哺乳量を計算します。
混合栄養
母乳不足
いつまでも、授乳の時間が定まらない・・・。
30分以上も、お乳を吸っていて離さない・・・。
体重の増え方が悪い・・・。
便が出にくくなった・・・。
機嫌が悪い・・・。
このようなことがあったら、母乳不足が考えられます。
混合栄養
明らかに母乳が不足しているときは、混合栄養(母乳の他にミルクを加えて、乳児の栄養を行う)にしますが、乳房がたびたび刺激されるように、まず、母乳を与えてからミルクを飲ませるようにしましょう。 母乳が毎回は出ないようなときには、母乳とミルクを1回おきに飲ませます。
なるべく母乳は飲ませましょうね。
母乳の補い方:お母さんにあった方法を見つけましょう。
(例) | AM6:00 | 10:00 | PM2:00 | 6:00 | 10:00 |
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まず母乳、次にミルク | ![]() |
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母乳とミルクを交互に | ![]() |
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出にくくなる夕方からミルクをプラス | ![]() |
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朝・夜母乳、昼間はミルク | ![]() |
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