赤ちゃんの
うんちや
おしっこの
回数とは?
母乳とミルクの
違いによる
回数への
影響も解説
新米ママ・パパにとって初めての育児。
新生児の赤ちゃんが1日に何回うんちやおしっこをするのが一般的なのか、気になる場合もあるでしょう。
とくに新生児期の赤ちゃんは、うんちやおしっこの回数がとても多く、驚く保護者の方も少なくありません。
この記事では、新生児期での回数の目安や、成長とともに回数がどのように変化するか、
また母乳・ミルクの違いによる回数への影響についても解説します。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の医学的アドバイスに代わるものではありません。
心配な症状がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。
赤ちゃんの成長時期と
うんち・おしっこの回数
生まれたばかりの赤ちゃんは、排泄機能が未発達であるために、
1回あたりのうんちやおしっこの量が少なく、回数は多い傾向にあります。
しかし成長とともに機能が発達してくると、直腸でまとまったうんちを作れるようになったり、
膀胱にたくさん尿をためられるようになったりするため、排泄回数も徐々に減ってくることが多いです。
以下に、新生児から1歳児になるまでのうんちやおしっこの回数を示します。
ただし、赤ちゃんの授乳・食事量や体質による個人差も大きいため、あくまで目安として考えてください。
赤ちゃんの
成長時期と
うんちやおしっこの回数
新生児期
新生児期の赤ちゃんの排便回数は1日5〜10回程度で、
なかには授乳のたびに排便する赤ちゃんもいます。
生まれたばかりの赤ちゃんのうんちは「胎便」と呼ばれ、ねばねばした黒っぽい緑色をしています。
そこから母乳やミルクを飲み始めると、脂肪分のかたまりが混じったつぶつぶ状の、
黄色っぽいうんちに変わっていきます。
また、排尿回数は1日15〜20回程度です。
膀胱の容量が小さいため、授乳のあとすぐに出ることも珍しくありません。
通常は淡い黄色の尿ですが、生まれて間もない時期には
赤褐色の尿(尿酸塩尿)が見られることもあります。
生後1~4か月
生後1か月を過ぎると、赤ちゃんの排便回数は少しずつ減っていき、
目安としては1日2~5回程度になります。
ただし、この時期の赤ちゃんは個人差も大きく、1日5回以上出る子もいれば、
2日に1回程度しか出ない子もいます。
形状も、成長とともに水っぽい状態からやわらかい泥状へと変化します。
この時期はまだ膀胱の容量も少なく、排尿回数は1日15~20回程度が目安です。
回数は多いままでも、1回あたりのおしっこの量は徐々に増えていきます。
生後5~9か月
生後5~6か月頃から離乳食が始まると、うんちの様子も変わってきます。
排便回数はさらに減り、目安としては1日1~2回程度になります。
うんちの色は茶色っぽくなり、臭いも大人のうんちに近づいてきます。
ただし、この時期はまだ消化機能が未熟なため、
食べたものがそのまま出てきたり、うんちが一時的にゆるくなったり、
逆に硬くなったりすることもあります。
また、1回あたりのおしっこの量は増え、排尿回数は成長に伴って徐々に減って、
1日10〜16回程度が目安になります。
生後10~12か月
消化機能が発達し、腸にうんちを溜めておける時間が長くなります。
この時期のうんちは水っぽさもなくなり、形や臭いも大人のうんちに近づきます。
回数もその子なりに安定し1日1~2回に落ち着いていきます。
また、膀胱に溜められる尿の量もさらに増え、1回あたりの尿量が多くなっていきます。
母乳とミルクの
違いによる
うんちの回数への影響
母乳とミルクの違い
母乳かミルクかといった栄養方法の違いによって、
赤ちゃんのうんちの回数や形状が変わることがあります。
一般的に、母乳のみの赤ちゃんの排便回数は、
ミルクのみ・混合栄養の赤ちゃんに比べて排便回数が多い傾向にあります。
ただし、生後6か月程度になるとその差は小さくなるという報告もあるようです。
また、母乳で育つ赤ちゃんのうんちは水っぽい〜泥状のことが多い一方、
ミルクで育つ赤ちゃんのうんちは粘土状など、やや固形分が多い傾向があります。
なお、母乳とミルクの違いでからだの発育速度に大きな違いはありません。
母乳とミルクに含まれる成分や消化性、腸内細菌の形成に違いが生じるために、
うんちの回数や形状に影響をあたえると考えられています。
新生児のうんちの
回数でよくある質問
ここでは、新生児のうんちの回数についてよくある質問と回答をまとめます。
新生児のうんちが
1日1回でも大丈夫?
上述で赤ちゃんの時期ごとの回数をお伝えしましたが、あくまでも目安です。
哺乳がきちんとできていて、機嫌が良く、体重が順調に増加していれば、
正常な範囲内である可能性が高いです。
一方で、体重の増えが悪いときには赤ちゃんの授乳量が足りずに
便の回数が少なくなっている可能性があります。
新生児の
便秘のサインは?
便が出ずにお腹がパンパンに張っていたり、
ぐずって機嫌が悪かったりする場合には便秘を疑います。
また、うんちをするときに顔を真っ赤にしていきむ、うなったり泣いたりする、
肛門が切れて血が出ている場合も、便秘の可能性があります。
まずは、腸を刺激するような足の運動や、綿棒浣腸など
お家でできるセルフケアを試してみて、なかなか改善されないようであれば、
かかりつけの小児科で相談しましょう。
【監修】:森崎美穂
(看護師・助産師)
京都大学医学部附属病院の周産期母子医療センターにて10年間勤務。
病棟での分娩介助や産後の育児支援、ベビーケアに携わる。
現在はクリニックで分娩介助をしながら新生児育児に関する情報発信に携わる。