Q&A
[食生活:その他]
つわりで気持ちが悪く食べられない
妊娠がわかった頃から、ムカムカと気持ちが悪くて、これまでのように食事がとれなくなりました。「おなかの赤ちゃんのために食べなければ」と思うのですが、ほとんど食べられない時もあります。このままでは、赤ちゃんが育たないのではないかと心配です。(妊娠8週)
つわりは妊娠初期に多くの方が経験しますが、この時期の胎児はとても小さくママの栄養が胎児の成長に影響するということはありません。きちんと食事をしようと無理をせずに、食べたい時に食べられるものを、食べたい量だけ口に入れましょう。
食事の工夫としては、まず口当たりのよいものを。家族と同じメニューから焼き魚をほぐして酢飯と混ぜたり、野菜や果物はみじん切りにしてヨーグルトとあえたり、ゼリー寄せにしてみるなど、一工夫してみてはいかがでしょうか?また、熱いものより冷たいものの方が喉を通りやすいので、アイスクリームや、冷奴、冷たいポタージュスープなどもおすすめです。
つわりは朝起きた時や空腹時にひどくなりがちです。小さなおにぎりや、一口サイズのサンドイッチ、クラッカーなどを常備して、チョコチョコつまめるようにしておきましょう。朝気分が悪い場合は、枕元にバナナやおせんべいなどを準備しておくとよいですね。
仕事をしている方も、簡単に食べられるものを持参して空腹を避ける工夫をしましょう。
つわりは一過性のもので、たいていは4ヵ月頃には治まってくるようです。つわりのある間は、丈夫な胎盤ができつつある時期と考え、できるだけ気持ちを前向きに持っていけるようにしたいですね。
ただし、水分もとれず、嘔吐を繰り返し、尿の量が減るなどの症状がある場合は治療が必要なこともあるので、無理をせず受診しましょう。